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福岡県事業承継・引継ぎ支援センターと連携協定 県弁護士会


週刊経済2023年6月6日発行号

M&Aの法務など支援

福岡県弁護士会(福岡市中央区六本松4丁目、大神昌憲会長)は5月30日、福岡県事業承継・引継ぎ支援センターと「事業承継等支援の連携等に関する協定書」を結んだ。
同センターが手掛ける事業承継(M&A)案件の法務分野において、県弁護士会が連携することで安全な取引をサポートする。具体的に、弁護士の紹介や中小企業に向けたセミナー、相談会などの開催、弁護士と事業承継・引継ぎ支援センタースタッフ間で相互の研修実施、地域の事業承継などに関わる情報収集や情報交換を進める。
大神昌憲会長は「経営者の高齢化で第三者承継の必要性が高まる中、複雑化する契約において法律の専門的知識が必要な場面をサポートし、安全な事業承継実現に寄与したい」、福岡県事業承継・引継ぎ支援センター統括責任者の松岡守昭氏は「2025年問題が迫り、事業承継は待ったなしの状況。共同の勉強会開催などで弁護士会と顔が見える関係を構築し、これまで以上に密な連携を図っていきたい」と話している。