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福岡県と包括提携協定を締結 ANAホールディングス


週刊経済2021年11月16日発行

観光・物産振興など7分野で

ANAホールディングス㈱(ANAHD、東京都港区、片野坂真哉社長)は11月10日、福岡県と包括提携協定を締結した。
都道府県との包括提携は9番目、九州では2017年に締結した大分県に次ぎ2番目だが、コロナ禍といわれる20年春以降の提携では初めて。提携内容は①観光振興および県産品振興に関する事項②人材育成に関する事項③文化・芸術・スポーツ振興に関する事項のほか、4月に発足した服部県政が重要政策と位置付けている④ワンヘルス推進⑤宇宙ビジネスに関する事項⑥移住・定住促進に関する事項⑦災害時の支援・県民サービス向上に関する事項など7分野で提携した。すでにANAグループでは、10月30日と11月14日に京築エリアでのオンラインツアーを実施したほか、12月には八女エリアを対象にしたONSENガストロノミーモニターツアー(12月予定)、機内誌や機内ビデオ、羽田空港でのPR(22年1月)を実施するほか、ANAの中国越境ECサービス「全日空海陶(ハイタオ)」への県産品エントリーとプロモーション、宇宙ビジネスに関する双方の情報交換や県内企業、大学等の研究機関とのビジネスマッチングの実施なども予定している。
10日に県庁8階の特別会議室で締結式があり、服部誠太郎知事と片野坂社長が覚書を締結した後、報道関係者に相互連携による事業推進に意欲を見せた。