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福岡店そばに新ブランドのカフェ 稚加榮


週刊経済2022年5月17日発行

弁当などテイクアウト商品も販売

料亭を運営する㈱稚加榮(福岡市中央区大名2丁目、田原義太慶社長)は4月29日、稚加榮福岡店の隣接地にカフェをオープンした。
稚加榮の販売店だった稚加榮本舗を改装したもの。店名は「稚加榮茶寮(ちかえさりょう)大名本店」。新ブランドの店舗として、地産地消をコンセプトに地元食材を使用する。稚加榮の明太子を使ったスパゲッティや九州産の野菜や猪を使ったカレー、福岡県うきは市の製茶を使ったアイスクリームやあんみつなどを提供している。このほか同店は弁当などテイクアウト商品もそろえる。「辛子明太弁当」や「明太海苔(めんたいのり)弁当 玄界産真鯵(まあじ)明太漬け」をはじめ、「明太だし巻きサンド」などを販売している。同店限定メニューとして、うきは市の製茶会社とコラボしたチョコレートやアイスクリーム、ラスク、ティーバッグも提供する。スタッフ数は15人。営業時間は午前11時〜午後7時まで。ターゲット層は30歳代女性やファミリーとし、一日の来店人数は100人を目指している。同店の植田店長は「料亭は敷居の高いイメージがあるが、当店には気軽に来店していただきたい」と話している。