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福岡市公式LINEの防災機能拡大 LINE Fukuoka


チャット避難指示などのテスト開始

LINE Fukuoka㈱(福岡市博多区博多駅中央街、落合紀貴社長)は9月4日、LINEの福岡市公式アカウント内の市民向け防災機能を拡大した。
追加された機能は、ハザードマップ閲覧、気象警報の確認やそれらの他のアカウントとの共有など。ほかにGPS機能で得た位置情報に基づき付近の避難場所を調べることができる。
また、11月配信予定の「災害時モード」のテスト版を開始。災害時モードはチャットボットとのやり取りで居場所などの状況に応じた適切な避難行動を知ることができる。ほかに、自身の避難状況や避難先の情報を他のアカウントと共有できるようになる。今後、テスト版でのユーザーの意見を集約しながら11月の正式採用のサービス内容を改良する方針。テスト版では震度6強の地震が発生したことを想定した一連の流れのデモンストレーションが体験できる。
LINE FukuokaのSmart City戦略室の南方尚喜室長は、「災害時の避難行動は周囲の人に大きく作用される傾向があるため、それを生かして連鎖的に多くの人の避難を促すような効果を狙っている」と話し、福岡市防災・危機管理部同課植田まり課長は「今回の機能拡大で、災害時には避難するという意識が定着すること、そして避難にはさまざまな形があるため、それぞれの状況に応じた適切な行動を知ってもらえることを期待する」とコメントしている。
LINE Fukuoka㈱は2013年11月設立。資本金4億9000万円、従業員数1011人。

2019年9月18日発行