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福岡市のIT会社を子会社化 ヤマシタヘルスケアHD


週刊経済2023年8月17日発行号

ネットワーク、システムインフラ事業を強化

医療機器販売の山下医科器械㈱を中核とするヤマシタヘルスケアホールディングス㈱(福岡市博多区下川端町、山下尚登社長)は7月25日、IT関連事業の㈱クロスウェブ(同区渡辺通1丁目、中島久喜社長)を100%子会社化した。
地場企業や地方自治体のネットワークやシステムインフラ構築事業を手掛け、近年病院へのサービス提供を拡大するクロスウェブ社の子会社化で、製品販売だけでなくネットワークやシステムインフラ構築、保守までのワンストップサービスを強化する。クロスウェブは2000年5月設立。資本金2千万円。従業員数は非公表。中島久喜社長が引き続き代表を務める。同社は「院内ネットワークの専門部署を保持している病院は少ない。ヘルスケア領域を含む社会全体のDX化を見据え、病院の困りごとをワンストップで解決していきたい」と話している。
同社は1926年創業、2017年12月設立。資本金4億9402万円。23年5月期売上高は581億9500万円。