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福岡市の天神ビジネスセンターにBCP拠点 東京のエヌエヌ生命保険


週刊経済2023年7月4日発行号

9月1日に開設

中小企業向けの事業保険を提供するエヌエヌ生命保険㈱(東京都渋谷区、マリウス・ポペスク社長)は9月1日、福岡市にBCP(事業継続計画)拠点「テクノロジー・オペレーション・センター福岡」を開設する。
場所は中央区天神1丁目、天神ビジネスセンター16階。福岡県内には、すでに福岡営業部(同1丁目)、北九州営業部(北九州市小倉北区浅野2丁目)を置いているが、本社が災害などの影響を受けた場合に保険金・給付金支払いなど基幹業務を継続するための拠点として新設。平時にも全社のシステムメンテナンスやオンサイトサポートの改善などに取り組み、サービス提供体制を強化する。国際金融都市構想を推進する産官学組織「TEAM FUKUOKA(チーム福岡)」の協力のもと、設置を決定した。新オフィスには開所時点で現地採用者を含む14人が常駐し、その後も業務拡大に向けて採用を継続していく予定。
同社広報部の原博信マネージャーは「首都圏と比較して災害のリスクが低いことに加え、大学も多く高度人材の採用がしやすい」と話している。
同社はオランダ発祥の保険機関NNグループ傘下の生命保険会社。資本金は324億円。23年3月期の保険料収入は4005億円。