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福岡市に協会初の日本代表強化拠点 日本ラグビーフットボール協会
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週刊経済2022年10月12日発行
市と土地賃借契約
日本ラグビーフットボール協会(東京都港区、土田雅人会長。以下、JRFU)は9月30日、福岡市と土地賃借に関する契約を結び、協会初の日本代表強化拠点施設を開設することを決めた。
今回、JRFUが福岡市から運営を承継したのが、東区香椎浜ふ頭の「さわやかスポーツ広場」。従来は地元ラグビーチームのコカ・コーラレッドスパークスのホームグラウンドだったが、2021年に同チームは活動を休止していた。JRFUは日本代表の強化拠点として、ハイパフォーマンスな練習設備、「JRFU福岡トレーニングセンター(仮称)」を整備する計画を示しており、グラウンド2面(メイングラウンドとサブグランド)、コミュニティサービス棟、トレーニングルーム、クラブハウス等を整備する。センターの全面開業予定は来年5月で、以降は年齢別を含めた男女各代表カテゴリーの強化活動の多くを同センターが担うとしている。また、情報分析・戦略構築等のインテリジェンス機能や海外チームとの対戦等を通した国際交流機能を整備するとともに、世界水準の指導者・審判を育成する拠点としての機能も整えると構想。さらに、スポーツ教室などの市民利用・ホスピタリティサービス事業での運用も見据えているという。
高島宗一郎福岡市長は「代表選手を身近に感じ、そのトップレベルのプレーに間近で触れることは、子ども達をはじめ、市民の皆様の夢や希望を育むとともに、市民スポーツの振興につながる」と拠点開設を歓迎するコメントを発表。JRFUの土田会長は「日本代表の新たな強化拠点の開設を糧に、15人制ではワールドカップでベスト4、7人制ではオリンピックでのメダル獲得を目指していく」と目標を語っている。