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福岡市とAI活用のケアプラン作成で協定締結 ウェルモ


週刊経済2021年5月11日発行

介護予防支援事業所の業務を支援

介護事業者向けシステム開発などの㈱ウェルモ(福岡市中央区天神4丁目、鹿野佑介社長)は4月20日、福岡市とAIを活用したケアプラン作成支援システムの構築に関する協定を締結した。
市が保有する医療や介護保険に関するデータと、介護予防支援事業所が保有する介護予防サービス計画のデータをAIに学習させ、同事業所向けに要支援者のケアプラン作成を支援するシステムを開発する。ウェルモでは居宅介護支援事業所向けに、要介護者のケアプラン作成を支援するシステムを販売しているが、協定により開発するシステムでは対象を要介護者から要支援者に拡大し、要支援者の介護予防や重度化防止につなげるほか、介護予防支援事業所の業務生産性を高める狙いがある。同社は「当社の提供するソリューションの対象は要介護者だけでなく要支援者へと広がり、健康寿命を延ばし、住み慣れた街でいきいきと最後まで暮らすインクルージョン(包括)社会の実現に貢献することを目指している」と話している。
同社は2013年4月設立。資本金6億9千万円(資本準備金含む)。従業員数145人。