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福岡市と災害時の徒歩帰宅者支援に関する協定を締結 東京のルネサンス


週刊経済2024年3月12日発行号

市内のスポーツクラブ3施設を登録

スポーツクラブ運営などの㈱ルネサンス(東京都墨田区、岡本利治社長)は2月21日、福岡市と「災害時における徒歩帰宅者支援に関する協定」を締結した。
同社は地域と災害や健康支援などに関するさまざまな協定を結んでおり、福岡地域では初の締結となる。福岡市では、警固断層帯直下型地震が発生した場合、最大約19万人の帰宅困難者が発生すると予測している。特に多くの帰宅困難者が見込まれる天神・博多駅周辺エリアでの対策に官民が連携して取り組む。今回、ルネサンスが運営する「スポーツクラブ&スパ ルネサンス 福岡大橋24」(福岡市南区)と「スポーツクラブ ルネサンス福岡香椎24」(同東区)、「同 福岡西新24」(同早良区)の3施設を「徒歩帰宅者支援ステーション」として登録。災害時、救急・救助活動が落ち着いた後の帰宅困難者の徒歩帰宅をサポートするための施設として、可能な範囲で水道水の提供や、トイレの使用、ラジオなどで知り得た運行可能な道路情報などを提供する。福岡市内ではスポーツクラブの登録は初。同社では「地域貢献を進める上で支配人が自治体に訪問していたことがきっかけで、市の地域防災課につないでいただき登録に至った。今後も、福岡地域で当社が貢献できることがあれば積極的に進めていきたい」と話している。
同社は1979年10月創業、82年8月設立。資本金32億1035万円。