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福岡市と市有施設を賃貸借契約 ダンロップスポーツウェルネス
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10年契約
関東、東北、北海道で総合フィットネスクラブを運営する㈱ダンロップスポーツウェルネス(千葉市美浜区中瀬1丁目、田畑晃社長)は11月22日、福岡市(高島宗一郎市長)と東区箱崎7丁目の市有施設と賃貸借契約を締結した。期間は10年間。
福岡市が今年3月に閉鎖した健康増進施設、「タラソ福岡」。敷地面積約6000㎡。2階建て延べ床面積2850㎡。02年4月に開業し、建設や運営に民間資金や手法を活用する「PFI方式」によって設立。その後、運営企業の撤退や会員数減少などが原因で閉館していた。一時は取り壊しが検討されたが、周辺地域自治体や利用者から存続の要望があり、最低貸付金月額99万円(税別)、受託料上限月額42万3000円(税別)の居抜きで6月から運営企業を公募していた。
同施設は市のごみ燃却場の余熱発電を利用した施設で、温海水プールやフィットネスジム機能を兼ね備えており、ダンロップスポーツウェルネス運営クラブに対応可能なことを有識者により組織された評価委員会で承認され締結となった。契約金などは非公表。年内に着工予定で、来年4月に「ダンロップスポーツクラブ 福岡箱崎店」としてオープンするという。営業時間やスタッフ人数は未定。同社は「九州地区への進出は初めて。既存設備のジャグジープールなど継続できる部分は多く、数千万円を掛けて改修する。新たに自社で使用しているマシーンなどを導入し、会員制総合フィットネスクラブとして幅広い年齢層に利用してもらえるようにしたい」と話している。
同社は1990年11月に㈱キッツウェルネスとして設立。14年10月から㈱ダンロップスポーツ(神戸市中央区脇浜町3丁目、木滑和生社長)の100%出資会社。資本金5000万円。従業員1132人(正社員232人)。関東、宮城、北海道内に総合フィットネスクラブ17施設、行政運営受託のスポーツ施設を千葉、山梨、宮城県内で5店舗展開している。
2017年12月5日発行