福岡市で自転車シェアサービスを開始　東京のコギコギ

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１号ポートに営業所も開設

首都圏で自転車シェアサービスを提供する㈱コギコギ（東京都渋谷区、中島幹彰社長）は７月１日、福岡市での自転車シェアサービスの提供を開始した。

２０１５年４月に東京エリアでスタートしたスマートロック（※）活用のＩｏＴ型シェアサイクルサービス「ＣＯＧＩＣＯＧＩ　ＳＭＡＲＴ！」が黒字化を達成したことから、次のエリア展開として、海外からの観光客が多い福岡でインバウンド需要を見込む。第１号のポート（自転車置き場）はキャナルシティ博多北側のシェアオフィス「ＴｈｅＣｏｍｐａｎｙ」前。また、福岡エリアでのサービス開始に伴い、同日付でポートを設置したシェアオフィスに福岡事務所を設けた。料金は観光客向けの１２時間プラン（２１００円）や、提携施設入居者向けの法人月額プラン（４０００円）など数十種類を用意しており、自転車は近日中に２００台となる予定。今後は東京、福岡でのポート増設などサービス拡充に努めるとともに、国内外を問わず都心部での展開を進めていく。同社では「１９８０年頃より自治体主導で補助金を活用した実験が各地で実施されている一方で、大半の事業者が黒字化を実現できず、補助金の終了とともにサービスを終了してきた歴史がある。東京での黒字化を機に、今後もインバウンドへのマーケティング活動と海外進出に向けた拠点づくりに注力していきたい」と話している。

同社は２０１１年４月設立。資本金１億円。従業員数は９人。

※スマートフォン等の機器を用いて開閉・管理を行う機器およびシステムの総称のこと

2017年7月18日発行