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福岡市でコンパクトオフィスビルを本格展開 三菱地所
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週刊経済2021年11月2日発行
敷地面積100坪~200坪を対象に
三菱地所㈱(東京都千代田区、吉田淳一社長)は、福岡市内でコンパクトオフィスビルを本格展開する。
福岡で展開するのは、すでに東京都内で展開中の「CIRCLES(サークルズ)」。敷地面積で100坪~200坪(約330㎡~約661㎡)前後の土地に、ワンフロア30坪~100坪(約99㎡~約330㎡)前後のコンパクトオフィスシリーズ。専有室内の屋上テラス、応接や打合せなどができる共用のラウンジやミーティングスペースなどを整備する点が特徴。すでに都内では、港区東新橋2丁目、中央区銀座3丁目、同日本橋馬喰町1丁目などで事業に着手している。シェアオフィスなどが手狭になっている成長企業などを対象にしたオフィスニーズに応えていきたいとしている。
九州支店の渡邉眞幸支店長は「テレワークやサテライトオフィス、コワーキングスペースが普及し、働き方が多様化する中、こうしたニーズに対応できるコンパクトオフィスが少ないことなどから本シリーズを展開することになった」と経緯を説明、「福岡市内では天神ビッグバンや博多コネクティッドを活用した大型オフィスビルの開発が進む一方で、中小型オフィスの潜在的な需要も見込める」としており、駅から徒歩4分~5分といった利便性に優れた場所での開発に意欲を見せる。
同社は、2月に福岡市内では初のオフィスビルとなる「博多深見パークビルディング」を福岡市博多区博多駅前4丁目に完成しているが、都内で展開中のコンパクトオフィスを福岡市内で手掛けることで、イムズ閉館後における再開発にもノウハウとして活用していきたいとしている。