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福岡工場に片付け機能付き鋼板溶断設備を導入 豊鋼材工業


週刊経済2021年8月3日発行

生産能力30%増強

鉄鋼・金属加工販売の豊鋼材工業㈱(粕屋郡篠栗町尾仲、北沢祥社長)は、福岡工場(同所)に片付け機能付き鋼板溶断設備を導入し7月1日から稼働した。
これまで手作業だった鋼板の配材や溶断後の製品の片付けを自動化し、無人や無監視状態で稼働させることで作業者の負担を軽減する狙い。導入したのは三菱電機製ファイバーレーザー溶断機「ML4020GX‐F60」と自動片付け機「ASTES4SORT」。全長は約40メートル。従来品と比較して鋼板の高速溶断が可能となり、小物、穴あけ加工などの生産能力が従来と比較して30%向上した。
北沢社長は「さまざまな大きさ、形状に適しているので広範囲の需要に対応していく。8月には部材マークを記載する印字装置の導入も予定しており、建築向けにも生産を拡大する」と話している。
北沢社長は愛知県豊田市出身。1958年2月2日生まれの63歳。創価大学法学部卒。趣味は絵画鑑賞、ゴルフ。同社は1958年6月設立、資本金4億5千万円。2021年3月期の連結売上高は157億円。社員数218人。