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福岡大名ガーデンシティの広場が完成 積水ハウス、西鉄など5社


週刊経済2023年1月31日発行

防災広場としても活用

積水ハウス㈱、西日本鉄道㈱、西部ガス㈱、㈱西日本新聞社、福岡商事㈱の5社で旧大名小跡地に開発を進める複合施設「福岡大名ガーデンシティ」の広場が1月20日にオープンした。
天神ビッグバン開発案件の福岡大名ガーデンシティは、敷地面積約1万1821・64㎡。オフィスや九州初のラグジュアリーホテル「ザ・リッツ・カールトン福岡」などが入居する地下1階、地上25階建ての「福岡大名ガーデンシティ・タワー」と、公民館や創業支援・人材育成施設、保育施設を設けた「福岡大名ガーデンシティ・テラス」などで構成される。今回、開業した広場の面積は約3千㎡で、ベンチやイベントホールを設置、各施設との一体的利用による憩い・賑わいの場を創出する。さらに、防災広場としても活用できる。同日、「福岡大名ガーデンシティ 広場オープニングイベント」が開催され、高島宗一郎福岡市長、石井徹積水ハウス㈱取締役、林田浩一西日本鉄道㈱社長、今給黎督西部ガス㈱常務執行役員、柴田建哉㈱西日本新聞社社長、末次泰浩福岡商事㈱取締役、女優の今田美桜さんが出席した。高島市長は「県内で最も歴史のある小学校跡地が、新たな未来を映し出す場所に生まれ変わった。より高付加価値なビジネスが福岡に集積できるとともに、緑やアートといった新たな付加価値を加えることで、予期しない出会いが生まれることを期待している」と話した。
今後は、4月に商業フロア「福岡大名ガーデンシティ・ビオスクエア」で3店舗開業、オフィス入居が開始し、6月に15店舗がオープンする。ホテルの開業は今年春以降を予定している。