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福岡国際マラソン開催継続へ共同記者会見 日本競技連盟や福岡県など4者


週刊経済2022年11月15日発行

12月4日、運営体制刷新

12月4日に予定される福岡国際マラソン2022の開催に向けて、大会実行委員会の尾縣貢会長(日本陸上競技連盟会長)、服部誠太郎副会長(福岡県知事)、西村松次副会長(福岡陸上競技協会会長)、住吉德彦副会長(福岡県スポーツ推進基金理事長)の4者による共同記者会見が開かれた。
1947年から開催されてきた福岡国際マラソンは、エリートランナー主体の世界レベルのマラソン大会として認知されてきたが、財政難などを理由に昨年の第75回大会を最後に終了していた。だが、開催継続を望む多くの声を受け、日本陸連や福岡県などが新たな運営体制を目指して協賛企業を募り、今年3月に後継大会の開催が決定。大会名称やコースをそのまま引き継ぎ、12月4日にエリートランナー100人程度が参加する「福岡国際マラソン2022」が開催されることになった。
尾縣会長は「ランナーやファンの継続を望む声を使命感に、こうして伝統ある大会が新たなスタートを切ることができるようになった」とあいさつ。服部知事は、「福岡のまちを疾走するトップランナーの迫力ある走りを、沿道やテレビで実感してほしい。大会を通して、SDGsの取り組みを福岡から発信していきたい」と期待を込めた。会見では18人の招待選手も発表。トヨタ自動車の宮脇千博選手、旭化成の村山謙太選手、市田孝選手などが名を連ねた。