NEWS

福岡国税局酒類鑑評会で金賞  篠崎


全3部門でそれぞれ受賞

酒類メーカーの㈱篠崎(朝倉市比良松、篠崎博之社長)は11月6日、福岡国税局(福岡市博多区博多駅東2丁目、後藤健二局長)が主催する「令和2年酒類鑑評会」で金賞を受賞した。
福岡国税局が清酒および純米酒、本格焼酎の品質強化、酒造技術の進歩と発展、市販酒類の品質向上を目的に毎年開催しているもの。同局管内(福岡、佐賀、長崎)で製造された酒類鑑評会には「吟醸酒の部」に51製造場から114点、「純米酒の部」に48製造場から87点、「本格焼酎の部」に38製造場から115点の出品があり、同社は全3部門で金賞を受賞した。吟醸酒の部で受賞したのは「純米大吟醸 比良松 挑(いどむ)」。原料に米と米麹、使用米は県産米の山田錦100%。アルコール度数は16度。「挑」は5年連続で金賞を受賞している。このほか同部門から18点が金賞を受賞。純米酒の部では「純米吟醸 60 比良松」が受賞。原料に米と米麹、使用米は県産米の山田錦100%。精米歩合は60%でアルコール度数は15度。ほか17点が金賞を受賞。本格焼酎の部で受賞した「博多献上」は原料に麦と麦麹を使用し、アルコール度数は25度。ほか13点が金賞を受賞。同社では「今後も時代のニーズをとらえながら、麹を使った商品で社会貢献していきたい」と話している。
同社は江戸時代後期創業。1922年8月「合資会社篠崎商店」として法人化。92年10月「㈱篠崎」に改組。資本金4170万円。従業員70人。日本酒、焼酎、リキュール、甘酒などを展開。

2020年12月15日発行