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福岡国税局酒類鑑評会で金賞 篠崎


週刊経済2022年1月12日発行

全3部門で

酒類製造業の㈱篠崎(朝倉市比良松、篠崎博之社長)は11月18日、福岡国税局(福岡市博多区博多駅東2丁目、平井康夫局長)が主催する「令和3年酒類鑑評会」の全3部門で金賞を受賞した。
清酒および純米酒、本格焼酎の品質強化、酒造技術の進歩と発展などを目的に毎年開催しているもの。同局管内(福岡、佐賀、長崎)で、「吟醸酒の部」に46製造場から87点、「純米酒の部」に47製造場から83点、「本格焼酎の部」に37製造場から110点の出品があり、同社は全3部門で受賞した。吟醸酒の部では「純米大吟醸 比良松 挑」が6年連続の金賞。原料は米と米麹で、使用米は県産米の山田錦。アルコール度数は16度。純米酒の部では「純米吟醸 比良松 60」が受賞。原料は米と米麹で、使用米は県産米の山田錦。アルコール度数は15度。本格焼酎の部では「雅の刻」が受賞。原料は麦と麦麹で、使用麦は朝倉産大麦。アルコール度数は15度。それぞれ個性と香りや味とのバランスが評価された。同社では「今後も時代のニーズをとらえながら、麹を使った商品で社会貢献していきたい」と話している。
同社は江戸時代後期創業。1922年8月「合資会社篠崎商店」として法人化。92年10月「㈱篠崎」に改組。資本金4170万円。2021年9月期売上高は18億5千万円。従業員67人。