NEWS

  • 地域

福岡中央青果、マルゴなどに分譲決定  福岡市    アイランドシティ青果市場関係用地


 福岡市は、アイランドシティ(人工島)青果市場関係者事業用地3区画の分譲予定者を、それぞれ株式会社福岡中央青果(福岡市博多区那珂6丁目、日下部智信社長)と株式会社マルゴ(同町、後藤義能社長)、株式会社ムラオ商事(同市東区香椎1丁目、村尾好明社長)に決定した。1月上旬までに土地売買契約を結び、3月上旬までに土地を引き渡す。
 今回分譲する用地は同市東区みなと香椎3丁目の3区画で、新青果市場予定地の西側隣接地。福岡中央青果が購入する「区画(1)」の分譲申込面積は5133平方m、分譲価格は5億767万円(分譲単価9万8900円/平方m)。倉庫、配送センター用地として建築面積約1840平方m、2階建て延べ床面積約2670平方mの物流施設を建設する。2016年3月の操業開始を予定している。
 マルゴが購入する「区画(2)」は、分譲申込面積が4510平方m、分譲価格は4億3751万円(同9万7000円/平方m)。倉庫、配送センター用地として建築面積約2150平方m、2階建て延べ床面積約3757平方mの物流施設を建設。2016年1月の操業開始を予定している。
 ムラオ商事が購入する「区画(3)」は、分譲申込面積が2015平方m、分譲価格は2億132万円(同9万9900円/平方m)。倉庫、配送センター用地として建築面積1050平方m、2階建て延べ床面積1320平方mの物流施設を建設。2016年3月の操業開始を予定している。
 福岡中央青果は1950(昭和25)年に「福岡中央青果企業組合」として創業。資本金1000万円。市場での仕入れに加え、農業生産法人からも直接仕入れし、自社およびグループ会社による加工・物流を手がけ、量販店や生協、外食、病院給食などに販売している。グループ年商は約90億円(2010年9月期)。
 マルゴは1924(大正13)年創業の青果問屋「後藤商店」が前身。資本金は100万円。全国チェーンや地域密着チェーン、生協、中・外食などの青果物需要に対応する老舗の青果仲卸企業。
 ムラオ商事は1981(昭和56)年に設立。資本金は1500万円。洋菓子・和菓子等に使用される業務用いちごをはじめ業務用野菜、果物の専門卸売企業。