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福岡パルコ新館が11月開業 東京都のパルコ 投資額56億円
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株式会社パルコ(東京都、牧山浩之社長)は、福岡パルコ本館(福岡市中央区天神2丁目)西隣の新館を11月13日開業する。投資額は56億円。
同社では新館の年間来店目標を600万人、2010年3月に開業した本館と合わせると年間2000万人に設定。客数は全19店で最多となるため、今後は福岡パルコを旗艦店に位置づける。新館のメーンターゲットは20代後半と30代以降の女性向け。10代後半から20代前半の女性が中心だった本館に加え、新たな客層の獲得を目指す。
建物は地上6階、地下2階建て。延べ床面積は1万4000平方m。地上8階、地下1階の本館と合わせると総延べ床面積は3万8000平方mとなり、名古屋パルコ(名古屋市)、浦和パルコ(さいたま市)に続く3番目の広さとなる。地下2階入り口が地下鉄天神駅西改札口正面に位置し、地下1階で本館とコンコースを隔て接続、新館4階と本館5階、新館6階と本館7階が2本の連絡通路を通じて接続する。公衆無線LANサービスWi-Fiのアクセスポイントを、両館計80カ所以上設置し、インターネット接続環境を充実させる。営業時間は午前10時~午後8時30分。
テナントは衣料品比率を本館同様約4割に抑え、衣料品、雑貨店や飲食店など45店が入居。そのうち、8店舗が国内初出店、24店舗が九州初出店となる。2階を除く7フロアにカフェを設置しているのも特徴。九州の若手芸術家らが手がけた作品や工芸品などを展示販売する「citruss(シトラス)」のほか、九州初進出となる東急ハンズ(東京)の小型店「ハンズビー」とカフェ業態「ハンズカフェ」も併設する。牧山社長は「14年2月期の本館の売上高は145億円と2年連続で増加している。新館開業後は年間計200億円を目指したい」と話している。