福岡サイトを開設し、ＩＸサービス開始　東京のＪＰＩＸ

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週刊経済2022年2月8日発行

ＱＴｎｅｔのデータセンターを基盤に

ＩＸ（インターネット相互接続点）プロバイダーの日本インターネットエクスチェンジ㈱（以下ＪＰＩＸ、東京都千代田区大手町、山添亮介社長）は２月１日、九電グループの情報通信事業会社、㈱ＱＴｎｅｔ（福岡市中央区天神１丁目、岩﨑和人社長）のデータセンター内に福岡サイトを開設し、ＩＸサービス「ＪＰＩＸ福岡サービス」を開始した。
ＪＰＩＸは大手ＩＳＰ事業者やＣＡＴＶ事業者、ＣＰ（コンテンツプロバイダー）事業者と国内外含む最大級の顧客数を持つＩＸプロバイダーで、東京、大阪、名古屋でサイトを運用し、国内の重要なインターネットトラフィック交換ポイントとなっている。九州の中心都市、福岡に直営ＩＸサイトを設置することで、動画配信やＩｏＴ時代を迎え、大きな課題となっているインターネット通信量増加に対する地域格差解消に対応するとともに、九州で高品質なインターネット環境を提供していく。
ＱＴｎｅｔが提供する「福岡第３データセンター」は、空港や駅との交通アクセスに優れ、震度７クラスの地震に対しても継続して運用可能な建物免震構造をはじめとする堅牢で信頼性があり、ＪＰＩＸ福岡への接続を含めた柔軟なネットワーク環境を提供することができる。ＪＰＩＸでは、「今後もより良いインターネット・インフラを提供することを使命とし、福岡サイトの強化に向けた取り組みを継続する」と話している。
なお、ＱＴｎｅｔでは今回、法人向けの「ＱＴ ＰＲＯ インターコネクト」サービスで接続可能なＩＸ事業者にＢＢＩＸやＪＰＮＡＰに続き、新たにＪＰＩＸを追加し、国内大手ＩＸ事業者３社との接続が可能となった。