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福岡の活力創出へ キーワードは「自彊改新」 福岡商工会議所
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週刊経済2023年1月17日発行
5日に新年祝賀会
福岡商工会議所(福岡市博多区博多駅前2丁目、谷川浩道会頭)の令和5年新春祝賀会が1月5日、同市博多区のホテル日航福岡であった。
前年に比べ、参加人数の制限を緩和した今年の祝賀会には、福岡県の服部誠太郎知事、福岡市の中村英一副市長、九州経済産業局の苗村公嗣局長ら来賓をはじめ地元政財界トップ、会員企業から約800人が出席。冒頭、会頭、副会頭、各部会長が紹介された後、主催者を代表し、谷川会頭があいさつ。谷川会頭は10年前に当時の第2次安倍政権が打ち出した経済政策・アベノミクスの成果について、「当初の華々しさに比べると、成果は思ったほどはなく、むしろ副作用が目立っているのではないか」と自身の見解を述べたうえで、「いつまでも政府・日銀に頼り続けていいのか。民間企業がなすべきことは思い切った自己変革を行い、生産性の向上、付加価値の増大に自ら成し遂げることが重要。商工会議所は世界に比べて遅れているデジタル化、脱炭素、人材育成など会員企業が直面する課題に伴走型支援で臨んでいきたい」と意欲を示した。また、今年のキーワードとして、谷川会頭は「自彊改新(じきょうかいしん)」を披露、「経済活動の主役は民間企業であり、経営者。さまざまな支援策を通じて、福岡の活力創出につなげていきたい」と強調した。来賓あいさつでは服部知事、中村副市長が祝辞。事業革新や事業承継など中小企業対策に力を入れていくことを述べた。苗村局長の発生で乾杯の後、会場では随所で新年の祝詞を交わす光景が見られた。