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福岡でシェアサイクル利用実績が1千万回を突破 東京のneuet


週刊経済2022年8月23日発行

10月には福岡市に本社移転

シェアサイクルサービス「チャリチャリ」を運営するneuet㈱(東京都千代田区、家本賢太郎社長)は8月8日、福岡市内でのサービス利用実績が1千万回を突破したと発表した。
同サービスは福岡市で2018年2月に開始、同年6月から市の「福岡市スマートシェアサイクル実証実験」、20年4月からは市と共同の「福岡市スマートシェアサイクル事業」として展開しており、18年6月の実証実験開始から約4年2カ月で、累計利用実績が1千万回に達した。同社調べによると、国内政令指定都市20都市のうち、シェアサイクル事業が展開されている19都市の中で最速という。現在、福岡市内で博多・天神エリアを中心に、西区、南区、東区エリアで貸し出し・返却の拠点となるポートを530カ所以上展開、約2500台の自転車を投入している。昨年からは電動アシスト付き自転車を投入し、供用開始から9カ月で合計40万回強の利用が見られたことから、年内に福岡エリアでさらに350台を追加投入、一般軽快車も200台の追加を予定している。
また、10月には現在の福岡支店(福岡市中央区長浜1丁目、KBC会館2階)を本社とする予定。同社では「利用増加に合わせた車体の追加と、市内の巡回体制の強化など環境整備に取り組んできたことが、多くのご利用につながったと考えている。年内には福岡空港、ベスト電器スタジアム方面へのエリア拡大なども目指す。本社移転を機に、さらに地域に根付いた事業拡大を進めていきたい」と話している。
同社は2019年7月設立。資本金は1千万円。従業員数はアルバイトを含む66人。東京のほか福岡、名古屋、熊本に拠点を置く。