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福岡―寧波線を新規就航 中国・春秋航空


週刊経済2023年7月25日発行号

国際線の新規路線では約4年4カ月ぶり

中国・上海を拠点とする春秋航空(王正華董事長)は7月15日、福岡―寧波線を新たに開設した。
同社の福岡路線では6月5日に開設した上海線に次ぎ2路線目。福岡空港国際線の新規路線開設は2019年7月の韓国・チェジュ航空による福岡―済州島線以来約4年4カ月ぶり。毎週火曜日、木曜日、土曜日の週3便で運航する。運航ダイヤは火曜日と木曜日が、福岡を午後6時に出発し、寧波に午後7時に到着(現地時間)。土曜日は福岡が午後5時55分発、寧波着が同7時着。寧波発は火曜日と木曜日が午後2時発、福岡に午後5時着。土曜日は午後2時発、午後4時55分着。エアバスA300で、提供座席数は180席(ファーストクラス12席、エコノミークラス168席)。
福岡―寧波線の開設により、福岡空港国際線の路線数は22路線(うち5路線が運休中)となり、中国本土を結ぶ路線は上海、大連・北京に次ぎ3路線目となる。寧波市は長江デルタに位置する経済・金融中心都市。路線の誘致活動に取り組んできた福岡国際空港㈱では「寧波線の開設により、福岡・九州と中国を繋ぐ重要な直行便路線として、日中間の往来がさらに活発化することが期待される」としている。