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福岡―上海線、週4便で新規就航 中国・上海の春秋航空


週刊経済2023年6月13日発行号

7月15日には寧波線も開設

中国最大のLCC(格安航空会社)・春秋航空(上海市、王正華董事長)は6月5日、福岡―上海線を新規就航した。
福岡と中国本土を結ぶ直行便は3年ぶり。2018年7月に設立した運営会社・福岡国際空港㈱(FIAC、永竿哲哉社長)が誘致した航空会社では13社目。上海・浦東間を月、水、金、日の週4便体制で就航する。運航ダイヤは福岡発が午後6時発、上海着が現地時間の午後7時10分。上海発が午後2時発、福岡着が午後5時着。使用機材は座席数180席のエアバスA320。搭乗率80%以上を目標としている。第1便就航に合わせ、福岡空港国際線ターミナルでは記念セレモニーがあり、駐福岡中国領事館の律桂軍総領事、福岡国際空港の重森洋介執行役員エアライン営業部長が来賓として祝辞。上海から福岡入りした同社の李剣専務は「福岡への就航は初めて。より多くの中国人が福岡、九州に多く来て、その良さを感じるよう人的交流のプラットホームを作っていきたい」と述べ、7月15日には寧波線も週3便で就航することを明らかにした。また、初便機の到着に合わせ、FIACでは空港消防車による歓迎放水で1番機を出迎えた。