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福岡―ホノルル線新規就航 ハワイアン航空
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福岡発初便搭乗率は95%
米国・ハワイアン航空(本社・ハワイ州ホノルル市、ピーター・イングラムCEO)の福岡―ホノルル線が11月27日、就航を始めた。
同路線は、九州とハワイを結ぶ唯一の直行便。日本路線では羽田、成田、大阪、札幌に次ぎ5番目。5月に米国・デルタ航空が撤退したものの、4月に事業を始めた空港運営会社・福岡国際空港㈱(永竿哲哉社長)が誘致活動に取り組み、日本路線の拡充を目指す同社の就航が実現した。運航ダイヤは週4便。福岡発が月、水、土、日の午後7時55分発、ホノルル着が現地時間の午前8時45分。ホノルル発が火、金、土、日の現地時間午前11時50分発、福岡には午後5時55分着。使用機材はエアバスA330‐200型機(278席)。ファミリーや新婚旅行などハワイ需要の定番に加え、近年、増加しているフラダンス愛好家や米国本土への乗り継ぎ利用などを新たな需要として取り込みたいとしている。また、日本航空(JAL)とも連携、JALのマイル会員の利用促進も目指す。
同日、福岡空港国際線ターミナル58番ゲートでは就航を記念するセレモニーを実施。セレモニーには福岡県の大曲昭恵副知事、福岡市の光山裕明副市長、大阪航空局福岡空港事務所の石本智空港長、福岡国際空港の永竿社長、在福岡米国領事館のジョン・C・テイラー首席領事らが出席。一般のテープカットに代わり、ハワイアンの祈りの儀式・オリで就航を祝った。福岡発初便の搭乗率は95%。
28日、本誌取材に応じたテオ・パナジオトゥリアス上級副社長は「地元旅行会社の直行便に対する熱意はものすごく強かった」とした上で、「ファミリーやハネムーン、フラダンス愛好家など幅広いハワイ需要を取り込みたい。九州では唯一の米国直行便として米国本土への乗り継ぎ需要も開拓したい」と今後の意気込みを話した。
2019年12月10日発行