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福中銀との経営統合を最終合意 ふくおかFG


週刊経済2023年3月28日発行

100%子会社に

㈱ふくおかフィナンシャルグループ(福岡市中央区大手門1丁目、五島久社長)は3月14日、㈱福岡中央銀行(同区大名2丁目、荒木英二頭取)との経営統合について最終合意した。
合併はせず、同行はFFGの100%子会社となる。FFGは福岡中央銀行の中心顧客であり、これまで福岡銀行がカバーできていなかった県内零細・個人事業主との接点が生まれることで、大企業から零細まで機動的に金融サービスを提供。福中銀は中小企業に特化した金融機関として収益拡大を目指す。また、本部機能の集約や銀行事務の共同実施による業務効率化、FFGのサービスの活用などを通じ、経営基盤を強化する。
同日付の取締役会決議で両社は株式交換契約を締結。福中銀が今年6月の株主総会で決定した上で、同行の普通株式1株に対して、FFGの株式 0・81 株を割当て交付。同行は9月28日付で上場廃止。10月1日経営統合する。同社では「経営統合を通じて、グループとしての総合力を一段と発揮し、地域のあらゆる層のお客さまをサポートすることによって、地域経済の持続的な発展に貢献したい」と話している。