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福ビルの地上部解体がおおむね完了 天神1丁目主要工事状況
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因幡町通り地下通路は21年度供用へ
「天神ビッグバン」による開発が本格化している福岡市中央区天神1丁目では、「福ビル街区建替えプロジェクト」や民間主導による「(仮称)因幡町通り地下通路」の工事が進んでいる。
11月中旬時点で福岡ビル、天神コアビル、天神第一名店ビルを含む「福ビル街区」では旧ビルの解体作業が続き、昼間に躯体の解体、夜間には解体ガラ搬出作業が行われている。福岡ビルは10月までに地上部の解体がおおむね完了しているという。現在は地下フロアの解体作業用の重機が搬入され、上層階から徐々に解体が進められている。地上部解体は2021年4月末に、地下は22年2月末の完了予定。
福ビル街区の東側に位置する因幡町通りでは、天神の地下ネットワークの回遊性、利便性向上を目指し、福岡市役所とイムズビルの間にある「星の広場」と地下鉄天神駅をつなぐ地下通路の建設が西日本鉄道㈱と福岡地所㈱によって進められている。建設の一部は国・福岡市による「国際競争拠点都市整備事業」の補助金を活用。昼間に躯体の型枠が設置され、夜間に堀削工事を実施している。地下通路の全長は、140m、深さは約10mになる計画で21年度内の供用開始を目指す。地下通路開通後は、地下鉄天神駅から市役所や近接する福ビル街区、天神ビジネスセンター等周辺施設との接続を強化することで、地下の回遊性向上が期待される。
2020年12月1発行