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神奈川県の湘南支店敷地内に自動倉庫を増築 ランテック
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週刊経済2024年9月18日発行号
延べ床面積は2万9723㎡に拡大
冷凍、冷蔵の食品輸送などの㈱ランテック(福岡市博多区古門戸町、舛元健了社長)は9月3日、神奈川県伊勢原市の「湘南支店」敷地内に自動倉庫を増築した。
複数の荷主から集荷した冷凍冷蔵商品を混載、配送する「フレッシュ便」の需要が全国的に増加しており、関東エリアから集荷する商品をより多く保管するため増築した。場所は厚木南IC西側の、2005年の支店開設時は駐車場だった既存施設の隣接地で、支店全体の敷地面積は2万8405㎡。倉庫は鉄骨造り2階建てで延べ床面積は1万6956㎡。既存の冷凍冷蔵倉庫と合わせて延べ床面積は2万9723㎡に拡大した。1階が商品の荷捌き場と仮置き場、2階が自動倉庫で、垂直輸送機を4台導入。そのほか自然冷媒冷凍機や、湿度と温度を個別に調節できるデシカント空調設備も置く。屋根に設けた太陽光発電パネル1308枚で、使用する電力の16・7%まかなえる見込み。スタッフ数は238人。トラックバースは17台追加し、合計44台。総事業費は非公開。同社では「フレッシュ便の需要は増加し続けており、今後も新支店開設を予定している。自然冷媒冷凍機や太陽光発電設備の設置で二酸化炭素排出量を削減し、環境問題に貢献したい」と話している。
同社は1953年7月設立。資本金5億1980億円。従業員数約3千人。2024年3月期売上高は641億8500万円。