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神奈川県の共立工業を買収 三友機器
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飲料用抽出機を一貫生産
食品包装、畜産環境プラント設計施工の三友機器㈱(福岡市中央区大手門1丁目、河内旭会長)は7月30日、環境装置製造の共立工業㈱(神奈川県相模原市、三戸政和社長)の全株式を取得し、子会社化した。取得金額は非公表。
食品廃棄物の乾燥機や分別期などを手がける共立工業が持つ圧力容器の技術や特許を、三友機器が力を入れている環境プラント事業に取り込み、事業の底上げを図る。また、同社では国内で高いシェアを持つ飲料メーカー向け抽出機を自社で設計し、製造は協力向上に委託していたが、買収を機に設計から製造までを一貫生産し、コストの低減を目指す。共立工業は1956年設立。最盛期の2014年4月期の売上高は約18億円。8月から共立工業は社名を「三友共立工業㈱」に変更。すでに三友機器の九州工場(佐賀市)を拠点に人材交流を進めており、製品の内製化を目指す。
同社では「現在グループの新工場建設を計画している。食品包装、畜産環境プラント両事業で、事業を拡大していく」と話している。
同社は1975年11月設立。資本金は5000万円。従業員は140人。売上高は約120億円。河内会長は1946年1月9日生まれの73歳。熊本県山鹿市出身。趣味はゴルフ。
2019年9月3日発行