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社長を親会社のタカラレーベン清水副社長が兼任 タカラレーベン西日本


西日本でのマンション管理事業を本格化

東証一部上場の㈱タカラレーベンの子会社で、マンション開発・販売の㈱タカラレーベン西日本(福岡市中央区天神2丁目)の新社長に、グループでマンション管理・㈱レーベンコミュニティの清水一孝(しみず・かずゆき)代表取締役副社長が6月22日付で就任した。27日付で就任した親会社タカラレーベン取締役副社長と兼務する。
なお、同日付の役員人事では、常務に桑名宏武取締役が昇格。栗又昭一社長、二宮秀生代表取締役会長、杉野陽一副社長、二宮眞人専務が退任した。なお、栗又氏はグループの㈱タカラアセットマネジメントプロジェクト室室長に復帰。退任した二宮秀生氏は相談役、杉野氏と二宮眞人氏は顧問に就いた。
同社は松山市に本店を置き、昨年4月に開発拠点として福岡本社を開設。今年6月にはグループで初となる分譲マンションの販売を開始するなど、西日本地区でのマンション開発に積極的に取り組んでいる。今回の社長交代を機に、清水社長のレーベンコミュニティ時代の実務を生かし、マンション管理事業の西日本地区進出を本格化する。今期は売上高40億円、経常利益3億円を目指す。清水社長は「福岡に開発機能を置いて1年が過ぎ、松山だけでなく福岡を基点として西日本の事業者や企業様とのネットワークが少しずつ構築しつつあり、今後も九州での物件開発に注力していく。将来的には博多織や博多人形などを開発物件のエントランスに展示するなどして、伝統工芸品の後世への伝承に微力ながら貢献していきたい」と話している。
清水氏は山梨県甲府市出身。63年8月16日生まれの55歳。法政大学経営学部卒。1987年4月トヨタ自動車㈱入社、2004年レーベンコミュニティ入社、07年取締役、09年常務、14年専務を経て、16年から副社長を務めていた。趣味はゴルフとジャズ鑑賞。
新体制は次の通り。
▼社長(㈱レーベンコミュニティ副社長)兼タカラレーベン副社長清水一孝▼常務(取締役) 桑名宏武▼取締役 西田成人、寺門幸次▼非常勤取締役 手島芳貴、原忠行▼監査役 大坪正典▼退任 社長栗又昭一
同社は1989年8月設立。資本金9800万円、従業員は58人。旧社名は住宅情報館。2015年1月にタカラレーベンの子会社となり、昨年4月にタカラレーベン西日本に社名変更。グループの西日本進出を担っている。

2018年7月31日発行