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社長に冨永取締役社長室長 照栄建設


代取専務に江口常務

照栄建設㈱(福岡市南区向新町2丁目)の新社長に7月28日付で冨永一幹(とみなが・かずもと)取締役社長室長が就任した。中村悦治(なかむら・えつじ)社長は顧問に就いた。また、同日付で代表取締役専務に江口雄二(えぐち・ゆうじ)常務が、岩猿眞治(いわさる・しんじ)代表取締役専務が取締役会長に、前畑一人(まえはた・かずと)相談役が取締役相談役にそれぞれ就いた。

今年で設立45周年を迎えたのを機に経営陣の若返りを図るもので、創業メンバーの岩猿取締役会長と前畑取締役相談役が冨永社長のサポート役を担う。

冨永氏は春日市出身。1969年6月14日生まれの48歳。福岡大学大学院人文科学研究科教育臨床心理学専攻修士課程修了。05年4月社長室長として照栄建設に入社。07年7月取締役社長室長。16年4月から総務部長を兼任していた。

冨永社長は就任の抱負を「人が集う会社へと変革していくことが必要。45年で得た知識を効率的に生かせるような組織変更や社員同士が相互に情報交換できる環境を整え、活躍できる職場を作りさらなる成長を目指したい」と話している。

新体制は次の通り。

▼取締役会長(代表取締役専務)岩猿眞治▼社長(取締役社長室長)冨永一幹▼代表取締役専務(常務)江口雄二▼取締役相談役(相談役)前畑一人▼取締役執行役員 桑山龍二、(営業部長)豊福義臣▼顧問(社長)中村悦治、(常務)平川研一郎

今期売上高は前期比15%増の138億8300万円

また同社の2017年5月期決算は売上高が前期比15%増の138億8300万円、経常利益は同9%増の12億6100万円で増収増益だった。

ホテル3棟の新築が増収をけん引。利益面では近年2〜3年続いていた職人不足による人件費の高騰と鋼材価格の上昇が落ち着いたことや、低金利による負担減少で受注状況が改善し増益となった。今期は光冷暖を導入した新築マンション2棟の開発や東営業所の開設、また増税前の駆け込み需要を見込み、売上高は前期と同程度の137億円、経常利益も同程度の12億円を見込んでいる。

同社は1972年6月設立。資本金7000万円。従業員約110人。

2017年8月1日発行