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社長に元BNPパリバの岡澤氏が就任 MCPジャパン・ホールディングス


週刊経済2021年7月20日発行

5年後投資実績1千億円目指す」

香港を拠点に置く金融グループMCPグループの日本法人MCPジャパン・ホールディングス㈱(福岡市中央区大名2丁目)の新社長に、7月1日付けで元BNPパリバ証券取締役の岡澤恭弥(おかざわ・きょうや)氏が就任した。  同社は、地元政財界が発起人となって国際金融都市の確立を目指す産学官の団体「TEAM FUKUOKA」が誘致。岡澤氏は昨年11月から「福岡市国際金融アンバサダー」を務めている。
岡澤氏は1970年6月9日生まれの51歳。横浜市出身。慶應義塾大学経済学部卒。UBS証券、クレディ・スイス証券を経て、2011年にBNPパリバ証券に入社。香港を拠点に、BNPパリバグローバルマーケット日本・韓国統括責任者、アジア地域事業法人・機関投資家営業統括責任者、アジア地域調査部統括責任者を務めていた。 岡澤社長は「福岡は行政と企業がスピード感を持って国際金融都市樹立に向けて取り組んでいる。東京一極集中の制度疲労がもたらした弊害を、福岡に資金を集めて世界に売り込むことで解消したい。5年後には最低1千億円の投資を生み出す」と話している。