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社有地に水素ステーション建設へ 堀内電気
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2020年初頭の完成予定
太陽光発電所、電気通信設備の設計・施工業の㈱堀内電気(福岡市博多区浦田1丁目、堀内重夫社長)は、本社に隣接する社有地に商用水素ステーションを建設する。総工費は約2億円で2020年初頭の完成を目指す。
現在福岡県内に9カ所ある水素ステーション(10月16日現在)。FCV(燃料電池自動車)の普及に向け、水素ステーションにおける国の戦略的な整備が待たれる中、補助金を活用し自社でステーションの整備に乗り出す。これに伴い同社は8月に本社に隣接する土地約120㎡を購入。今後は補助金交付に向けた申請手続きなどを進めていく。
設置するのは、県内では初の設置事例となるオンサイト型のパッケージ型の水素ステーションで、本社の屋上と壁面などに新たに設置する太陽光パネルから発電した電力で水を電気分解し、高圧水素ガスを製造・供給する。充填圧力は70MPa(メガパスカル)で、一度の充電でFCVが約400㎞走行できるという。
堀内社長は「再エネの利用推進に取り組んできた当社としては、太陽光発電から得たエネルギーで水素を生成することにこだわった。またまだステーションの数は十分と言えない中、率先垂範で普及拡大につながれば」と話している。
2018年10月23日発行