NEWS

  • 地域

社内に住宅設計のプロジェクトチーム発足  和泉プロパン    年内に実証モデルハウス着工へ


 LPガス、太陽光発電システムを販売する株式会社和泉プロパン(久留米市、和泉光信社長)は、モデルハウス建設に向けた「愛エネ自給住宅建築実証」プロジェクトチームを社内に発足。4月1日から本格始動した。
 同社は昨年11月、2階建て新社屋を建設。屋根にソーラーパネルを搭載したガレージや断熱材を取り入れ、太陽光システムを設置するなど近年伸張している太陽光発電事業に注力している。今後は、敷地内に太陽電池、燃料電池や畜電池など次世代エネルギーを備えたモデルハウスの建設を予定しており、社内に現場主導のプロジェクトチームをつくることで、技術や提案力向上など人材育成にもつなげていく。メンバーは8人、平均年齢29歳で構成。年内のモデルハウス着工を目指し、設計や建設に携わる。さらに、完成後は実証実験として、居住して利点と改善点を研究。2015年度中に顧客に提案できるモデルハウスにする。期間中はキャドソフト研修、エネルギー分野の研修があり、建築施工管理技士、建築士、電気工事士、電気主任技術者、インテリアコーディネーター、宅地建物取引主任者などの資格取得を支援していく。和泉社長は「大手企業と違い専従社員を置く余裕はないので、既存業務との掛け持ちになるが、しっかりバックアップしていく。経営状況を見ながら徐々に専従社員を増やしていき、2015年度を目標に部署として独立させたい」と話している。