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社会起業家のプレゼンコンテストで最優秀賞 上向き


週刊経済2021年11月16日発行

オーディエンス賞も受賞

大豆ミート事業、環境プロデュース事業などの㈱上向き(福岡市中央区大名2丁目)の白坂大作社長は11月6日、㈱ボーダレス・ジャパン(東京都、田口一成社長)がオンラインで開催した「JAPANソーシャルビジネスサミット2021」で最優秀賞とオーディエンス賞を受賞した。
同イベントは、ボーダレス・ジャパンが「いい社会」の実現を加速する場として開催するもので、当日は経営者のトークセッションや同社が展開するアカデミーの受講生・卒業生の社会起業家によるビジネスプラン発表会などを実施した。事前に選ばれた8人による最終のプレゼンテーションがあり、白坂社長が最優秀賞とサミット参加者が選ぶオーディエンス賞の2冠を達成した。
㈱上向きは、白坂社長が健康分野や事業プロデュース企業での経験を経て2019年7月に設立。今年6月には大豆ミートブランド「SOYCLE(ソイクル)」の展開を開始した。大豆由来の植物肉原料を開発するDAIZ㈱(熊本市、井出剛社長)の特許技術「落合式ハイプレッシャー法」によって発芽した大豆から作られる「ミラクルミート」を使用しており、水に戻さず使用できる点や「旨味・栄養価の高さ」が特長という。「環境に配慮したライフスタイルを日本のスタンダードに。」というスローガンを掲げ行動的かつスピーディーに環境配慮のきっかけづくりに取り組んでいる点などが評価された。