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研究・開発職最高位「フェロー」任用 TOTO


10月1日付、同社グループ初

衛生陶器製造のTOTO(北九州市小倉北区中島2丁目、喜多村円社長)の研究・開発職の最高位「フェロー」に10月1日付で清原正勝(きよはら・まさかつ)総合研究所素材研究部長が就いた。フェロー任用は同社グループで初。

同社はオンリーワン技術の継承と発展を目的に高度技能者を評価、処遇するため「スペシャリスト制度」を2004年から開始。フェローは世界トップレベルの技術的知見を持ち、同社の業績向上に貢献するとともに社内外から高い評価を得ている研究開発者を任用する最高位で、今まで空位だった。

清原氏は1985年入社。セラミック分野の表面改質技術として常温製膜技術(AD法)において、半導体業界をリードする重要な「耐プラズマ性低発塵部材」を製品化して世界初の実用化に成功。ものづくり日本大賞内閣総理大臣賞を受賞するなどした。同社総合研究所上席技師、同研究所素材研究部部長を経てフェロー就任(同素材研究部部長兼務)。また、同日付で総合研究所副所長に就任した。フェローは同社執行役員クラスに相当する。

2017年10月11日発行