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県農業信用基金協会保証付商品の取扱開始  西日本シティ銀行    豊前市の農業法人に第1号融資


 株式会社西日本シティ銀行(福岡市博多区博多駅前3丁目、久保田勇夫頭取)は、2月から農業従事者を金融面で支援する福岡県農業信用基金協会保証付商品「NCB農業応援資金」の取り扱いを開始し、3月12日に第1号案件として豊前市の農業法人に融資を実行した。
 産地偽装問題などに端を発する「食の安全」への意識の高まりや食料自給率などが大きく取り上げられ、また雇用の受け皿として注目されるなど、「農業」への関心が高まり、さらに異業種からの参入や農業法人設立の増加もあるなか、今後需要が見込まれる農業分野への本格参入を図ったもの。同基金協会との保証提携は、JA以外の県内民間金融機関では初めて。同商品の対象者は県内の農業者であり、同基金協会の会員(出資者)もしくはJAの組合員で、新たに出資者となり、資格を得ての利用も可能。①返済期限内に償還能力を有すると認められる法人および個人②個人の場合、最終返済日到来日において75歳以下(後継者を連帯債務・保証人にする場合は76歳以上でも可能)という条件も付く。融資対象は運転資金と設備資金で、借り入れ期間は運転資金が5年以内、設備資金が15年以内。貸付限度額は個人が3000万円、法人が5000万円。融資利率は変動金利型・金利選択型ともに銀行が定める利率で、返済方法は原則、毎月元金均等分割返済。担保・保証人を必要に応じて徴求する。保証料率は0・5%(一括前取方式)。取扱店は県内の同行各支店。