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県産米使用のひやおろしを期間限定で一斉販売 県酒造組合と九州北部卸酒販組合


週刊経済2024年9月18日発行号

25蔵元で

福岡県酒造組合(福岡市東区馬出1丁目、江﨑俊介会長)と九州北部卸酒販組合(同博多区博多駅東1丁目、今泉三千俊理事長)が共同企画する「福岡県産酒ひやおろし」を9月9日から期間限定で販売開始した。
ひやおろしは春に搾った酒を秋まで貯蔵して出荷する酒のことで、同企画では県産米を使用し地産地消を促進する。同組合に加盟する25の蔵元が「福岡の美味い酒」の共通赤ラベルをつけ一斉に販売する。
加盟店は㈲白糸酒造、大賀酒造㈱、㈱小林酒造本店、勝屋酒造、寒北斗酒造㈱、瑞穂菊酒造㈱、大里酒造㈱、㈱山口酒造場、飛龍酒造㈱、㈱若竹屋酒造場、㈱いそのさわ、㈱篠崎、若波酒造、㈱花の露、比翼鶴酒造㈱、池亀酒造㈱、㈱杜の蔵、㈱喜多屋、㈱高橋商店、㈾後藤酒造場、菊美人酒造㈱、玉水酒造㈾、溝上酒造㈱、無法松酒造㈲、林酒造場。各蔵元が手掛けた純米吟醸など1100円~3940円、酒店や量販店で販売する。8月22日、オリエンタルホテル福岡で酒販店や飲食店関係者向けに「ひやおろし試飲会」を開催。今泉理事長は「原料米が高騰する中、各蔵元は価格と品質を維持しながら仕上げている。出荷数に限りがあり無くなり次第終了となり、10月中には完売するだろう」と話している。