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県庁1階に保育事業所  福岡県


県庁舎への設置は九州初

福岡県(小川洋知事)は4月1日、県庁舎1階に認可型の保育事業所「けんちょう保育園」を開園した。  働きやすい環境の整備やワークライフバランス推進を図る。都道府県の庁舎への認可保育事業所設置は、全国で4番目、九州では初の取り組み。場所は県庁南棟1階、会計管理者室隣。フロア面積は149・33㎡。対象年齢は0歳〜2歳。事業所内保育所として職員の子どもを中心に預かる施設で、定員は職員枠14人・地域枠(福岡市民枠)5人の計19人。開園時点の利用者は職員枠10人、地域枠2人の計12人という。開所日は月曜日から土曜日の午前7時〜午後6時で、午後7時まで延長保育を実施する。保育室の床や壁などの内装には県産木材を使用しているほか、保育室・トイレ・沐浴室には床暖房を設置。調理室を備えており、給食・おやつは施設内で調理する。運営は、社会福祉法人凜の会(福岡市博多区片粕1丁目、江嵜克己理事長)が手掛ける。  オープニングセレモニーで小川知事は「『けんちょう保育園』の機能を最大限に活用し、未来を担う子どもたちの健やかな成長のため、質の高い保育を提供していきたい」とあいさつした。

2020年4月14日発行