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県内3カ所に高級食パン専門店  ウェルセル


県内や関東地区などで出店計画も

飲食事業を展開する㈱ウェルセル(福岡市中央区大名2丁目、佐々木幸男社長)は今年8月から9月にかけて、太宰府市五条や福岡市南区野間、早良区原5丁目に高級食パン専門店「ここに決めた」を3店舗オープンしている。
同店は、パン屋の開業支援などを手掛けるジャパンベーカリーマーケティング㈱(神奈川県横浜市)の岸本拓也氏がプロデュースした店舗で、ウェルセルは「ここに決めた」ブランドで、県内初出店(太宰府本店)となる。3店舗の通常商品は、プレーンタイプの「頂(いただき)2斤」が800円(税抜)とレーズン入りの「蜜(みつ)2斤」が980円(税抜)のほか、数種類のオリジナルジャムを販売している。特に太宰府本店では製造機器などを充実させており、1日あたりの製造本数は500本(野間店と原店は250本程度)。主な原材料は、独自製法で製粉した小麦粉や無添加の生クリーム、コクのある国産バター、クリーム・チーズのマスカルポーネなどを隠し味に使用し濃厚でコク深い味わいを実現しているという。また、種なしぶどうのサルタナを天日干しにしたサルタナレーズンを使用。現在の販売商品に加えて、今後は各店舗限定のパンやジャムなども販売していく。平均客単価は800円。営業時間午前10時〜午後6時まで。
佐々木社長は「今後は県内や関東・関西での出店も計画している」と話している。
同社は1993年9月設立。資本金1千万円。天ぷら屋「天ぷら北里」やワイン販売事業、ダイヤモンドの卸売を手掛けている。

2020年9月23日発行