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県内高齢者は131万人で高齢化率25・7%  県高齢者地域包括ケア推進課    前年比0・7%増


 福岡県内の65歳以上の高齢者は今年4月1日現在で131万3200人に達し、総人口に占める高齢化率は25・7%で、前年に比べ0・7%ポイント上昇した。
 県保健医療介護部高齢者地域包括ケア推進課が4月1日現在で住民基本台帳などを基に集計したもので、高齢者は前年に比べて3万6940人増加した。高齢化率が最も高かったのは前年と同じ東峰村の40・4%で、前年に比べ1・2ポイントの上昇。次いで添田町38・6%、香春町37・2%、小竹町37・0%、みやこ町36・2%の順で続いている。高齢化率20%以上は27市28町2村で前年に比べ2市1町が増え57団体となり、県内60市町村のうち9割以上の市町村で5人に1人以上が高齢者となっている。25%以上は23市22町2村の47団体で2市の増加。30%以上は13市15町2村の30団体で4町の増加となった。
 逆に最も低かったのは前年同様に新宮町の16・6%。前年比で0・1ポイント上昇したものの、最も低い高齢化率となった。次いで粕屋町17・3%、
春日市19・8%、大野城市20・1%、福岡市20・5%の順。4番目までは前年と同じ順位だったが、5位には那珂川町に変わり福岡市が入った。福岡市の高齢化率は0・6ポイント上昇している。北九州市は29・0%で、0・8ポイント上昇した。
 福岡県内の高齢者は06年度(4月1日現在で集計)に初めて百万人を突破し、07年度には高齢化率が20%を超えて確実に高齢化が進んでいる。08年度には75歳以上の高齢者が50万人を超えて10%に達し、今年4月1日現在では63万4686人となり、人口に占める割合は12・4%で前年から0・4ポイント上昇した。