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県内大学生の起業支援で2期生募集  F Ventures LLP


10人程度募集

IT関連企業に投資するF Ventures LLP(福岡市博多区上川端、両角将太社長)は10月24日、県内の大学生を中心としたスタートアップ支援の団体で、2期生の募集を開始した。

名称は「スタートアップ投資部」で、今年1月に1期生を募集し、9人の大学生が参加している。学生がファイナンスやビジネスモデルに関する知識を深める環境を整えることで、創業時の失敗を防ぐほか、学生起業を加速させる狙い。月1回の定例会で、成長している世界中の新興企業のビジネスモデルや特徴などを学生自身でリサーチし、1人3分程度でプレゼン。年に1回はビジネスアイデアの発表会を検討している。また、起業家、投資家のセミナーや勉強会なども開催する。応募条件は、週1回以上の参加が可能で、起業・投資、ライター業務に興味がある県内の大学生。募集期限は11月18日で、10人程度を募集する。同社では「投資をテーマにした漫画『インベスターZ』とコラボした本企画。活動に理解いただけるスポンサー企業も集め、支援の輪を広げていきたい」と話している。

同社は投資ファンドの㈱サムライインキュベート(東京都、榊原健太郎社長)出身の両角社長が昨年2月に設立。県内企業への投資は、事業モデルや製品がある程度確立したシード(投資額数千万〜1億円)、アーリー(同1億〜5億円)段階への投資が一般的だが、同社では試作品を開発段階のIT企業に対して、1000万円前後の投資を実施する。

2017年10月31日発行