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県内ホームレスは213人で35人減 ホームレス実態調査
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週刊経済2023年5月16日発行号
福岡市は144人で38人減
県福祉労働部保護・援護課がまとめたホームレスの実態調査によると、福岡県内のホームレスは213人で、前年度に比べて35人減った。
今年1月に実施した調査をまとめたもので、このうち福岡市は144人で38人減り、県内の占有率は67・6%だった。北九州市は57人で1人増。その他の市町村では、久留米市が9人で2人増、春日市、宗像市、粕屋郡粕屋町が前年と変わらず1人ずつとなっている。両政令市が占める割合は94・3%で、占有率は前年比で1・6ポイント下がった。男女別では男性が198人、女性が15人。場所別では都市公園が64人、道路54人、駅舎12人、河川7人、その他の施設が76人となっている。
また、厚生労働省が発表した全国のホームレス数は3065人で、前年度に比べ383人減った。福岡県は都道府県の中で大阪府、東京都、神奈川県に次いで4番目に多く、このうち福岡市は政令市(東京都23区含む)の中で4番目に多い。
同調査は、02年施行の「ホームレスの自立の支援等に関する特別措置法」に基づき、厚生労働省が各自治体に委託して実施。各市町村では巡回で目視調査している。03年1月に初回調査を行い、07年以降は毎年1月に実施し今回が18回目。
今年の調査では秋田、山形、新潟、福井、長野、滋賀、奈良、鳥取、島根、山口の各県を除く37都道府県でホームレスが確認され、前年調査に比べ、47都道府県のうち28都府県で計391人減少、5県で計8人増加、14道県が同数だった。減少数が最も多かったのは東京都の109人減、神奈川県82人減、大阪府78人減の順。また、市町区町村別では1741のうち234市区町村で確認されている。