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県伝統的工芸品展で最高賞 はかた匠工芸


初受賞

東証・東京プロマーケットに上場し、博多帯製造販売の㈱はかた匠工芸(大野城市仲畑2丁目、岡井弘志社長)は9月20日から5日間開催された「第41回福岡県伝統的工芸品展」に博多織の帯を出品し、最高賞の「九州経済産業局長賞」を受賞した。同賞の受賞は初めて。

受賞作品は「手織袋帯 唐草間道 香櫨(こうろ)」。作品名にもある「唐草間道」は博多織の原点とされる柄で、同社はこの唐草間道柄の帯を定番商品として、手織りで6種類製造している。このうち受賞したのは、光が当たると色が赤く変化する「香炉染め」で染めた糸で織った帯。織れる本数が限られているため、今後は月10本程度を目安に限定販売していく。価格は65万円(税抜き)。同社では「最高賞の受賞を機に、より一層作品づくりに力を入れていきたい」と話している。

同社は2007年3月設立。資本金1億885万円で、親会社の日本和装ホールディングスが77・2%出資している。14年7月に東証・東京プロマーケットに上場。17年12月期売上高見込みは10億9200万円。

2017年10月3日発行