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県から生活困窮者就労訓練事業の認定 グランジュール
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県内37施設目
地域活性化コンサルティングや起業相談事業の(一社)グランジュール(宗像市池田、吉武麻子代表理事)は12月8日、県から生活困窮者就労訓練事業の認定を受けた。
2015年4月から施行された生活困窮者自立支援法に基づき、非雇用型の就労訓練施設として県内37施設目の認定。グランジュールは母親世代の起業家支援団体で、業種の異なる約50人が登録している。市町村の自立相談支援機関からの依頼に応じて、会員それぞれの職場で畑作業や接客、チラシ折りなど身体や精神的に負担の少ない作業が中心となり、利用者は事業者と雇用契約を結ばずに無償で訓練する。期間は定めず、受け入れ定員は2人。吉武代表は「ここでの生活困窮者は経済的に困っている人ではなく、さまざまな事情で、すぐに一般就労するのが難しい方のこと。訓練を通じて社会の中で再び居場所を見つけられるよう支援したい」と話している。
吉武代表は福岡市南区出身。1972年8月23日生まれの48歳。九州大学芸術工学部卒。同団体は2019年5月設立。
2020年12月29日発行