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県から介護・就労に関する相談窓口業務を受託 麻生教育サービス
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イオン戸畑、下大利店内に開設
人材育成・研修、地域福祉支援事業などを手掛ける麻生教育サービス㈱(福岡市博多区博多駅前3丁目、古野金廣社長)は8月31日、福岡県高齢者地域包括ケア推進課から介護と仕事の両立を支援する相談窓口業務を受託した。県が介護・就労に関する相談窓口業務を企画提案公募し、委託するのは今回が初めて。
国が推進する「働き方改革」の中で掲げる「介護と仕事の両立支援」の実現に向けた取り組みの一環として、県が介護をしている労働者の不安や悩みに答える相談窓口を設置することで、介護保険制度の内容、介護休業・介護休暇などに関する情報提供を行い、家族の介護をしながら安心して働き続けることができるよう支援するのが狙い。窓口の名称は「休日街かど相談」。
開設場所はイオン戸畑店(北九州市戸畑区汐井町)2階「よいとさ広場」と同下大利店(大野城市下大利1丁目)1階ベーカリーコーナー隣接地の2カ所。面談日は戸畑店が9月17日から来年3月までの第1、第3日曜日(ただし9月は第3日曜のみ、3月は第1日曜のみ)。下大利店が9月24日から来年3月までの第2、第4日曜日(同9月は第4日曜のみ、3月は第2日曜のみ)。相談時間は午後0時〜午後6時まで(共通)。2012年4月以降、福岡県とイオン㈱が地域活性化および県民サービス向上を目的とした「包括提携協定」を結んでいることから、同店舗内でのブース設置が実現した。開設後、社会保険労務士とケアマネージャー、精神保健福祉士など計3人体制で対応する。
同社では「中小企業の従業員の中には、ご家族の介護をしながら働き続ける40〜50歳代の方々が多い。ご家庭の事情でやむなく退職し、介護に専念しなければならないケースは経営者にとっても非常に大きな問題。今後、ブースに訪問する相談者からアンケートを収集するほか、介護サービスの利用方法や認知症などについてミニセミナー開催も予定するなど積極的に支援していきたい」と話している。
同社は麻生グループ会社として1989年4月に設立。資本金は3500万円、従業員数は128人。2017年3月期の売上高は20億2696万円。
2017年9月5日発行