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直方市、久留米市に総合衣料品店出店  やまだい    9店舗体制に


 ファミリー向け総合衣料品店「やまだい」を福岡県内で展開する株式会社やまだい(筑紫野市二日市南3丁目、山下哲生社長)は、5月10日、直方市大字新入、同31日、久留米市東合川5丁目に新店舗をそれぞれオープンした。
 同社は1、2年に1店舗のペースで出店していく方針を掲げており、直方店は当初2年前の開店を予定していたが、立地する複合商業施設「新入パワータウン」の開発の遅れに伴い出店が延びていた。今回同施設よりも先行してオープンする。久留米店は同一敷地内の核店舗が「ホームセンターサンコーインター店」から「明治屋食品ジャンボ市久留米店」に変更するのに伴い、立地条件の良さから出店した。今回の出店で県内9店舗体制となった。直方店は平屋建てで売り場面積が既存店のほぼ2倍となる約1,980平方メートルの同社最大店舗で、今後の出店のモデル店と位置付けている。久留米店は2階建て既存建物を改装し、売り場面積は約1,485平方メートル。商品を含めた投資額は、直方店が約3億円、久留米店が1億数千万円で、両店ともに年商5~6億円を見込んでいる。
 山下社長は「直方店は大型店であり、久留米店も好立地であることから将来的には年商7~8億円の店舗に育てたい」と話している。
 同社は1974年10月設立。元々普段着の製造問屋として創業し、婦人服卸問屋を経て、87年に小売業へ転換。以降、大人から子供まで豊富な品揃えと平均600円という手ごろな価格を強みに店舗展開。新店舗のほか、二日市店(本店)、トリアス久山店、吉井店、大刀洗店、清川店、警弥郷店、田村店を運営。06年8月期売上高は19億2,000万円。従業員は36人。