監査用に操作記録を確認する機能　ヌーラボ

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週刊経済2021年11月30日発行

情報セキュリティとガバナンス強化

Ｗｅｂサービス開発・運用の㈱ヌーラボ（福岡市中央区大名１丁目、橋本正徳社長）は１２月２０日、自社製品のセキュリティオプションで監査用に操作記録を確認できる機能の提供を開始する。
同社ではプロジェクト管理ツール、オンライン作画ツール、ビジネスチャットツールなどのサービスを展開している。これらのサービスのセキュリティオプション「Ｎｕｌａｂ Ｐａｓｓ」では組織管理者がアカウントの一元管理ができる。今回組織内のユーザーの行動を確認・管理できる記録「監査ログ」の提供を開始。管理者は組織内の全メンバーのアクティビティ（活動）を月ごとにまとめて出力できるほか、記録されたログは最大１３カ月までさかのぼってダウンロードできる。情報漏洩などのインシデント（事件）発生時に不審なアクティビティの特定が可能になる。同社は「アクティビティ確認でオーバーワークの従業員の検出も容易になり、労働時間の適正化を図るなど働きやすさへの貢献にもつながる」と話している。