NEWS

  • 地域

百道浜3丁目に7階建て専門学校オープン  国際医療福祉大学・高邦会グループ    来春、11階建て病院完成


 県内および関東地区で医療福祉施設や福祉系教育機関を展開する国際医療福祉大学・高邦会グループ(福岡県大川市、高木邦格理事長)が、福岡市早良区百道浜3丁目に建設していた地下1階・地上7階建て講義棟など3棟からなる医療福祉系専門学校施設がこのほど完成、4月8日にオープンする。
 同グループは、福岡市内で「福岡国際医療福祉学院」の2キャンパス(天神キャンパス・同中央区長浜1丁目、博多キャンパス・同博多区対馬小路)と「福岡中央病院」(同中央区大名1丁目)を運営。これら3施設を移転・集約するため、昨年1月から同所に同学院棟と地下2階・地上11階建ての新病院を建設していた。
 場所は同町、福岡市総合図書館北側。総敷地面積2万3000平方mのうち、学院棟は建築面積3900平方mで、地下1階・地上7階建ての講義棟、3階建ての体育館棟(2、3階が体育館)、2階建てのIT会議室棟で構成する。延べ床面積は1万2000平方m。講義棟は、基本的に学科別にフロア構成をし、各教室に最新型のAVシステムを導入。フットサルコートや学生レストラン、ラウンジなども設置する。また、IT会議室棟は、300人を収容し、それぞれの席が4カ国語を同時通訳できる最新機能を持つ。「ももち国際ホール」と名付け、学院での研究発表などで使用するほか、一般にも開放する。そのほか、イベント時に1000人収容できる体育館、約100席のレストラン、個展などに使用できる共有スペースなども設置。これらもすべて一般に開放する。新キャンパスでは、定員ベースで5学科・約900人が学ぶ。このうち、4月から新たに定員40人(3年制)の看護学科も新設する。
 一方、新病院は現在建築中で、早ければ来年春の開業予定。建築面積5900平方mで、延べ床面積は4万平方m。病床数は199床。市内では初の全室個室(20平方m以上)になる。
 同グループは、1910年開院の高木眼科医院(大川市)を端緒とし、福岡県に医療法人社団高邦会、社会福祉法人高邦福祉会、学校法人高木学園、栃木県の学校法人国際医療福祉大学、社会福祉法人邦友会、東京都の医療法人財団順和会などで構成され、全国に教育施設、病院・クリニック、医療福祉施設を29施設展開している。グループ全体の従業員数は約6000人、学生数は約7000人。