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登山者の回遊性向上を図るサイト開設 ヤマップ
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福島、長野など計7エリアで開始
登山アウトドア向け地図アプリ開発の㈱ヤマップ(福岡市博多区網場町2丁目、春山慶彦社長)は10月30日、YAMAPアプリユーザー向けの山と街をつなぐWebサイト「環 -山と街を巡る旅-」を開設した。
同社は登山アプリ「YAMAP」(現在ダウンロード数は150万)を展開。登山者が山を訪れる際、麓の街に立ち寄らない現状を受けて、登山者を含む旅行者の回遊性向上と地域消費の拡大を狙う。同サイトでは山の魅力や、街の歴史をはじめ食文化など観光資源にスポットを当てた「山と街を巡るルート」の紹介記事、スタッフが現地取材を通し温泉・食事処などの店舗情報を提供する。各エリア・山域で10〜15店舗情報を掲載しているという。このほか、サイトで紹介された店舗で利用できるクーポン機能もYAMAPアプリ内に搭載。既に福島県二本松市の安達太良山、長野県小谷村の雨飾山、長野県大町市の鷹狩山、山梨県甲府市の羅漢寺山、岐阜県高山市、飛騨市の乗鞍岳、兵庫県神戸市の六甲山、鳥取県大山町の伯耆大山の計7エリア・山域の掲載をスタートしている。
同社では「将来的には、日本各地の主要な山域をカバーし、登山後に麓の街に立ち寄り、時間を過ごすことを登山の常識にしていきたい」と話している。
同社は2013年3月設立。資本金13億7324万円(資本準備金を含む)。従業員52人。決算期6月。地図アプリ「ヤマップ」はスマートフォンに搭載されたGPS機能を活用するため電波が届かない状況でも現在地把握ができる登山向けアプリ。
2019年12月3日発行